一番おトクな換金法(換金レート比較)

各種換金法の換金レートをシミュレーション比較。海外旅行で一番トクする換金法をケースバイケースでご紹介。

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一番おトクな換金法

海外旅で必ず必要なのが現地通貨への換金です。換金方法には、現金、トラベラーズチェック(T/C)、国際キャッシュカード、クレジットカードによる海外キャッシングがあります。どの換金法をとるかは、換金レート利便性安全性の三要素から判断できますが、これらのうち、換金レート、利便性については、渡航先によっても異なってきます。

換金レートの算出法

各種換金方法の一般的な換金レートは、以下の通りです:

  • T/C:TTS(銀行間レートに1%程上乗せ)+発行手数料(額面の通常2%)
  • クレジットカードでのショッピング*1:VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレート(AMEXの場合は、主要な外国為替相場情報から、AMEXが選択した銀行間レート)+事務処理コスト(三井住友・UFJ・NICOS・DC・オリコなど一般的には1.63%、OMC・セゾン・JCB・オリコJCBは1.60%、アメックス(セゾンアメックスを含む)2.0%)
  • クレジットカードによるキャッシング:AMEX/JCB/VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレート+キャッシング利息(通常年率18%の日割り計算)海外キャッシングの詳細はこちら≫
  • 国際キャッシュカードでの現地通貨引き出し:VISA/MASTERインターナショナル決済センターのレートに3〜5%+出金手数料200円+税、もしくは4%上乗せ*3国際キャッシュカードの詳細はこちら≫
  • スルガ銀行VISAデビットカード:VISAインターナショナル決済センターのレートに3.0%を上乗せ+出金手数料210円 ※年間利用額の0.2%が翌年1月にキャッシュバックされます。
  • 三菱東京UFJ-VISAデビットでのショッピング:VISAインターナショナル決済センターのレートに3.0%を上乗せ ※ショッピング利用金額の0.2〜0.3%がキャッシュバックされます
  • 三菱東京UFJ-VISAデビットでの現地通貨引き出し:VISAインターナショナル決済センターのレートに3.0%を上乗せ+出金手数料100円+税
  • SBIカード(住信SBIネット銀行でのドル決済):米ドルでのショッピングご利用分を、米ドル金額で支払う場合、海外利用に係わる事務処理等の費用相当分は加算されません。

*1レート換算は、カードを利用した日ではなく、処理日のレートで換算されます。
*3ATMによっては別途に追加接続料がかかる場合があります。

【ヒント】海外キャッシングする場合、海外ショッピングの時にかかる事務処理コスト1.60-1.63%は、通常かかりませんが、ごくまれに徴収するカード会社もあります。

カードブランドごとに、適用する為替レートは異なります。気になる方はチェックしてみてください。

VISAインターナショナル=http://corporate.visa.com/pd/consumer_services/consumer_ex_results.jsp
MasterCard=https://www.mastercard.com/us/personal/en/cardholderservices/currencyconversion/
AMEX=http://www.oanda.com/convert/classic
JCB=?三菱東京UFJ銀行の為替という話も。。
Diners=?みずほ銀行の為替レートという話も。。

換金レート比較

どの換金方法の換金レートがもっとも有利なのかをみるために、まず、三菱東京UFJ銀行の外国為替相場(2009年11月26日現在)を基に、それぞれの換金レートを表にしてみました。

●日本円から主要通貨への換金レート表

為替相場 米ドル ユーロ カナダ
ドル
イギリス
ポンド
スイス
フラン
豪ドル
TTS(対顧客電信売り相場) 88.33 133.58 84.99 150.07 88.49 83.02
TTB(電信買い相場) 86.33 130.58 81.79 142.07 86.69 79.02
TTM(銀行間レート) 87.33 132.08 83.39 146.07 87.59 81.02
通貨100単位購入
時の換金レート
米ドル ユーロ カナダ
ドル
イギリス
ポンド
スイス
フラン
豪ドル
現金売り相場 9,013 13,608 9,199 15,807 9,249 9,072
T/C(TTS+手数料2%) 9,010 13,625 8,669 15,307 9,017 8,468
平均的なクレジットカード(ショッピング)*1*2
8,832 13,357 8,433 14,772 8,860 8,194
オリコPremium Gold iD(ショッピング)*1*9 8,788 13,291 8,392 14,699 8,814 8,153
セゾン・アメリカン・エキスプレス(ショッピング)*1*10 8,820 13,340 8,422 14,753 8,847 8,183
クレジットカードキャッシング(通常引落し)*3
8,841
〜8,970
13,371
〜13,566
8,442
〜9,176
14,787
〜15,003
9,246
〜9,381
8,202
〜8,322
クレジットカードキャッシング(前倒し返済)*4 8,776 13,273 8,380 14,679 8,802 8,142
国際キャッシュカード(三菱東京UFJ銀行)*5 9,195 13,804 8,789 15,245 9,222 8,545
国際キャッシュカード(新生銀行)*6 9,082 13,736 8,672 15,191 9,109 8,426
スルガ銀行VISAデビットカード*7 9,068 13,607 8,668 15,026 9,094 8,428

*1 VISA/MASTER/AMEXインターナショナル決済センターのレート=銀行間レートと仮定しています。
*2 海外ショッピングに係る事務処理コスト1.63%、ポイント0.5%還元を織り込み済。
*3 キャッシング年率18.0%で、口座引落日がカード利用日から25日〜55日後の場合での換算レート。
*4 キャッシング年率18.0%で、キャッシング利用日から10日後に前倒し返済した場合。
*5 VISAインターナショナル決済センターのレート+3%加算、出金手数料210円を織込み済
*6 VISAインターナショナル決済センターのレート+4%加算
*7 出金手数料210円およびキャッシュバック0.2%を織込み済
*9 海外ショッピングに係る事務処理コスト1.63%、ポイント1.0%還元を織り込み済。
*10 海外ショッピングに係る事務処理コスト2.0%、海外利用ポイント1.0%還元を織り込み済。

●最近の動向

2010年6月19日までに、貸付の「総量規制」を含む貸金業法4条が施行されます。
結論だけをいうと、「総量規制」は貸金業のコスト増につながります。そのコスト負担は、これまでカード会社が負担していたATM利用手数料をキャッシング・ローン利用者に請求するという形で返ってくることになるようです。

2010年1月現在、すでに、三井住友カードやオリコカードは、貸金業法4条施行以降、ATMによりキャッシング利用した場合のATM手数料(利用1回当り、利用金額1万円以下は105円、利用金額1万円超は210円)を会員負担とする旨をリリースしています。

なお、同様の流れは、国際キャッシュカードにも及んでおり、三井住友銀行は、すでに、2009年12月20日より、海外ATM利用の手数料を改定(改悪)しています。

オトク換金法の解説

上表から、最も有利な換金レートになるのは、通常、

1.クレジットカードでの海外キャッシング(前倒し返済)

徹底的に、最もオトクな換金レートを目指すなら、一番有利なのは、クレジットカードでキャッシングし、それを前倒し返済することです。クレジットカードの引落しは、翌月一括返済の場合、カード利用日から、通常25〜55日後に行われます。キャッシングの利息(通常・実質年率18.0%)は日割り計算となりますから、通常の引落し日が来る前に、できるだけ早く、前倒し返済すると、利息が小さくなります。

《参考例》
キャッシング利息が実質年率18.0%の場合、日割り計算で徴収される実際のキャッシング利息は、

  • 利用日から10日後の返済 ⇒ 18% × 10日/365日=0.493%
  • 利用日から25日後の返済 ⇒ 18% × 25日/365日=1.233%
  • 利用日から34日後の返済 ⇒ 18% × 34日/365日=1.677%
  • 利用日から55日後の返済 ⇒ 18% × 55日/365日=2.712%

となります。

■使える!自由払い型クレジットカード

前倒し返済するには、通常、会員デスクに連絡のうえ、指定口座へ振り込むか、銀行ATMから返済するかのいずれかになります。ただし、もともとの仕様が、「いつでも・あるとき払い」になっている自由払い型クレジットカードオリコカードUPtyシリーズなど)に限っては、カードデスクへの連絡なしに、コンビニATMや銀行ATMから、いつでも自由に好きなだけ返済できるので便利です。

※クレジットカードの海外キャッシングについては、三井住友カードのように、海外取引にかかる事務処理手数料(通常1.60〜1.63%)がかからないカードと、かかってしまうカードがあります。この事務処理手数料がかかるカードの場合は、換金レートは当然、不利になってしまいます。

近年、 クレジットカードのキャッシングをめぐる状況は、転換期にあります。

たとえば、JR東日本のビューカードは、2009年4月1日以降の新規発行分に関しては、海外キャッシングサービスを利用対象外としています。

三井住友カードは、他社に先駆けて 「貸金業法4号施行後(2010年6月20までに施行予定)は、国内・海外に係らず、ご利用金額に応じた一律のATM利用手数料(105円〜210円)を会員の皆さまに一部ご負担いただく予定」であるとアナウンスしています。この流れは、おそらく、クレジットカード業界全体へと波及していくものと思われます。

2.クレジットカードによるショッピング

上述のように、クレジットカードでの海外キャッシングは、将来的には、最もオトクな換金法であるとはいえなくなる趨勢にあります。クレジットカードを持っていらっしゃる方にとって、やはり一番現実的かつオトクなのは、クレジットカードでのショッピングです。

海外でのショッピング利用では、銀行間レートに通常、1.60〜2.0%の手数料が取られる一方、クレジットカードのポイント還元(通常0.5%)があります。つまり、実質上の換金レートは、1.10〜1.50%にとどまります。ポイント還元率の高いカードの場合、実質レートはさらによくなります。

【例】

セゾン・アメリカン・エキスプレス(各種) ⇒ 手数料2.0% - 海外利用ポイント1.0%還元=実質レート1.0%
オリコPremium Gold iD ⇒ 手数料1.63%−ポイント1.0〜1.25%還元=実質レート0.38〜0.63%

通貨別のオトク換金法

ここでは、特に需要の高い米ドル、ユーロ、豪ドルの換金レート順位を記しておきます。その他の通貨につきましては、換金レート表から各自ご確認ください。

※ここで示す有利度の順位は、外貨購入のみを想定した場合です。帰国時に、T/Cや現金を再び日本円に交換する場合、そこでも換金手数料を取られてしまいますので、実質上の有利さはこの限りではありません。(注意参照

クレジットカードのキャッシングは手数料年率18%・33日後の一括返済するものとして計算しています。返済日までの期間(借り入れ期間)が短くなれば、その分、海外キャッシングは有利になります。

1.米ドルの場合

米ドル購入での換金レートの順位は、
  1. SBIカードでのショッピング(住信SBIネット銀行でのドル決済の場合)
  2. クレジットカードでの海外キャッシング(前倒し返済)
  3. クレジットカードでのショッピング
  4. T/C(シティ ゴールドカードを提示のうえ、シティバンクで購入)
  5. クレジットカードでの海外キャッシング(通常引落し)
  6. 137ドル未満なら現金、137ドル以上ならスルガVISAデビットカード
  7. T/C(通常購入)
  8. 国際キャッシュカード(241ドル未満なら新生銀行カード、241ドル以上なら三井住友銀行カード)

2009年11月26日のレート(TTM/1ドル=87.33円)に基づきます。

■SBIカードに注目!

※最終更新:2016年10月31日

SBIカード住信SBIネット銀行ドル決済サービスを利用した場合、海外利用手数料がかからないため、ダントツにおトクです。換金手数料は、住信SBIネット銀行の日本円からドル預金する際の換金レート(1ドルにつきわず20銭!)のみということになります。

※ドル以外の外国通貨でのショッピングの場合は、海外利用手数料が1ドルあたり3円かかります。

住友信託銀行のノウハウとSBIの革新性を兼ね備えたネットバック「住信SBIネット銀行」は、2016年10月現在、ATM手数料(通常1回100円+税)ならびに他行宛て振込み手数料(通常1回154円・税込)が各々、スマートプログラムのランクに応じて、月最大15回まで無料、最大5つまで設定可能な目的別口座管理サービス、3重パスワードで安全性を提供するほか、外貨預金でも、ネットバンクならではのリアルタイムかつ業界最高水準の有利な為替コストと金利での取引が可能です。米ドルが流通している渡航先でのショッピングには、SBIカードもしくは住信SBIネット銀行(ドル決済)がまさに最強といえるでしょう。

なお、スマートプログラムのランク判定条件の一つとして、住信SBIネット銀行をSBIカードの引落口座に登録すると、SBIレギュラーカードで+1ランク、SBIゴールドカードならびにSBIプラチナカードで+2ランク上がりますので、SBIカードと住信SBIネット銀行をセットで利用すると一層お得です。

2.ユーロの場合

  1. クレジットカードでの海外キャッシング(前倒し返済)
  2. クレジットカードでのショッピング
  3. クレジットカードでの海外キャッシング(通常引落し)
  4. 100ユーロ未満なら現金、100ユーロ以上ならスルガVISAデビットカード
  5. T/C(通常購入)
  6. 国際キャッシュカード(159ユーロ未満なら新生銀行カード、160ユーロ以上なら三井住友銀行カード)

2009年11月26日のレート(TTM/1ユーロ=132.08円)に基づきます。

3.豪ドルの場合
  1. クレジットカードでの海外キャッシング(前倒し返済)
  2. クレジットカードでのショッピング
  3. クレジットカードでの海外キャッシング(利用日から50日以内の引き落し)
  4. 80豪ドル未満は、新生銀行カード、80豪ドル以上なら、スルガVISAデビットカード
  5. 170豪ドル未満は、T/C(通常購入)
  6. 171豪ドル以上は、三井住友銀行カード(国際キャッシュカード)
  7. 現金
※ 2009年11月26日のレート(TTM/1豪ドル=81.02円)に基づきます。
注意事項

現金やT/Cの場合、余った分は、帰国後、日本円へ再換金される方がほとんどだと思います。その場合、すでに支払った外貨購入時の手数料に加えて外貨売却時にも手数料を支払うことになります。

この点まで考慮すると、必要に応じて、その都度、クレジットカードの海外キャッシング(換金手数料1.23%〜2.71%)を利用する方が、かなりオトクです。

海外キャッシングと国際キャッシュカード

クレジットカードによる海外キャッシングは引き出し日から返済日までの日数に応じて、国際キャッシュカードは、引出金額によって、実質の換金レート手数料が異なります。そのため、2006年までは、クレジットカードの海外キャッシング日や引き出し金額によって、国際キャッシュカードの換金レートの方が有利な場合がありました。

ところが、2006年12月20日に公布された「貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律」を受けて、2007年以降、それまでグレーゾーンといわれてきた高額キャッシング利率(24.0〜29.2%)の引き下げが進みました。

その結果、2008年現在、クレジットカードの海外キャッシング手数料は年率18.0%が一般的になったため、クレジットカードの海外キャッシングの換金レートは、原則的※に、国際キャッシュカードより有利になりました。

※クレジットカードの中には、海外キャッシングにも1.6%程度の事務処理コストを徴収するカード会社があります。そういうクレジットカードに限っては、国際キャッシュカードの方が換金レートが有利になります。

【ヒント】クレジットカードによるキャッシングの場合、カードによっては、リボ払い専用カードでなくても、キャッシング支払い方法が、リボルビング払いに設定されている場合があります。リボルビング払いの場合、銀行やコンビニATMで前倒し返済しない限り、キャッシング利息は大幅にアップしてしまいますので、十分注意しましょう。

個人的な経験では、1996年に、《セゾン》郵貯VISAカードで海外キャッシングした時、そういう痛い思いをしたことがあります。(2006年現在、海外キャッシングの通常設定は翌月一括払いになっています。)

利便性と安全性

利便性では何といっても現金です。現地空港での軽食、交通費、チップなどあらゆる状況下で現金はかかせません。海外出発前に、最小限度の現地通貨たとえば50ドル程度ぐらいは用意していくべきでしょう。

しかし、多額の現金を不用意に持ち歩くことは大変危険ですので、現地ではなるべくT/Cを使うか、クレジットカードを使うことをオススメします。

必要に応じて、現地ATMから国際キャッシュカードもしくはクレジットカードによるキャッシングで現金を引き出せすようにしましょう。

次ページからは、それぞれの換金法についてより詳細に見ていきます。

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最終更新:2010年7月7日

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